なかなか売れない(売れなかった)不動産

こんにちは

 

不動産お悩み相談室です。

 

今日はなかなか売れない(売れなかった)不動産です。

 

数年前、ビルの売却のご相談を頂きました。

 

物件の売却理由は、所有者様がご商売をされているビルが売却できたら会社をたたむという理由でした。

 

弊社にご相談を頂く数年前に大手不動産会社に売却を依頼したそうです。

 

査定価格は8,000万円。直ぐに専任媒介契約を締結したそうです。8,000万円で売却できれば抵当権を抹消しても数千万円は手元に残るので期待をして吉報を待っていたそうです。

 

しかし、営業マンからの直接の連絡は無く、封筒で販売状況報告書を送ってくるだけだったそうです。

 

営業マンに連絡をしてみると「4,000万円でなら買うと言っている方はいますけど・・・」

 

4,000万円?8,000万円の査定額は何だったの?と思われたそうです。

 

9カ月間の媒介契約期間で営業マンが物件の室内を見たのは査定の時の1度だけで具体的な話は0だったそうです。

 

その後も大手不動産会社1社・フランチャイズ系不動産会社1社に売却を依頼しましたが、約2年間の売却活動で

 

具体的な話は無かったそうです。

 

このままでは売れないだろうと思い弊社のチラシを見てお問い合せを頂きました。

 

所有者様から査定を依頼されたので1週間だけ時間を頂き査定を行いました。

 

1週間もと思われる方もいらっしゃると思いますが、この物件には様々な問題点(間口が極端に狭い等)と可能性(立地等)があったので想定できる限りの問題点を解消するには時間が必要でした。

 

まずは、現況で売却する場合にはどのようにして売却ができるのかを考えました。

 

残置物の処分費用の見積依頼。ビルの設計図をお借りして構造等の確認をしてみると、1階の増築部分が建蔽率オーバーになっている事が判明。買主の融資が心配・・・。

 

そして、解体して更地で売却した場合を考えて、解体費の見積を依頼。設計図にあった地盤改良の内容を確認等していたら1週間の半分近くは物件と事務所を行ったり来たり。

 

様々な売却方法・費用等を考えて提示した金額は4,500~5,000万円で成約とお伝えし販売価格は5,200万円からスタートとご提案しました。

 

所有者様からは「大手不動産会社に査定価格8,000万円を提示された時は半信半疑だったが、1週間付きっきりで動いてくれたうえでの5,200万円の方が納得できるよ」と言って頂きました。

 

ご依頼頂いたビルは約3ケ月の売却期間で成約しましたが、数千万円が手元に残ると期待を持たせて、売れないそうにないと価格を大幅に下げることを提案、又は売ることを諦めてしまう営業マン。

 

これでは売れる物件も売れない物件になってしまいます。

 

なかなか売れない物件には原因が必ずあります。この原因を解消しない事には売れないままで終わってしまいます。

 

インターネットの机上査定、訪問査定でも1度行ったらそれっきりでは、なかなか売れない不動産に変わる可能性が高まりますよ。

 

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