
こんにちは
不動産お悩み相談室です。
今回のお話は、「なぜ大手不動産会社は任意売却をしないのか?」です。
銀行系列の不動産会社によっては差押えの登記があるだけで媒介契約の解約を申し入れる不動産会社もあるようですが、
表立った広告をしないだけで大手不動産会社も依頼があれば任意売却をしています。
では、なんで表立って任意売却の広告をしないのか。

答えは様々でしょが、恐らく手間が掛かるからでしょう。
一般的な不動産の売買の取引であれば
売主が「売りたい」
買主が「買いたい」
で契約は成立します。
任意売却は1番抵当権者・後順位抵当権者・役所等の意見を纏めなければ契約は成立しません。
売主が「売りたい」
買主が「買いたい」
と意思表示しただけで契約しても決済はできません。
数年前の決済時に出席した関係者が13人になった時がありました。1番・2番・3番(2人)4番の抵当権者に売主(2人)・売主の代理人(2人)・買主・司法書士(2人)・の私で計13人です。
電話で話したことがあるだけの方が殆どですので顔と名前が・・・。
残金決済の日程調整するだけでも大変です。
売主・債権者の代理人(弁護士)の場合、
「午前中は訴訟等があるから午後からの決済でお願いします」
と言われることが多く、
債権者(金融機関等)からは
「午前中で終わるようにお願いします」
と言われると、どちらかにスケジュールの再調整をお願いするなんて事は珍しくありません。
配分案の同意を得るのはもっと大変です。
任意売却は、各債権者に了解を得て売却活動をするまでに数週間かかる場合もありますし、了解を得られない場合もあります。
大手の不動産会社は莫大な広告費と知名度で黙っていても案件が入ってきます。
敢えて大変な案件をしたくないというのと、大変な案件をする必要が無いというのが本音でしょうね。
大手不動産会社で売却の相談をしたけど「断られた」「売れない」と断られた方は、お気軽にお問い合わせ下さい。
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