
こんにちは
不動産お悩み相談室です。
今回は【新型コロナウィルスによる不動産業界への影響は?】のお話です。
新型コロナウィルスが全世界に猛威を振るっています。
各業界に大きな影響を与えている新型コロナウィルスですが不動産業界にも大きな影響があり、今後は更に大きな打撃があるでしょう。
私は売却がメインですので、身近な不動産売買の関係者からの意見・状況等のお話をします。
※私のお付き合いのある会社・営業マンであることをご了承ください
先日、大手建設会社(建売分譲メイン)の土地の仕入担当者(所長クラス)と電話で話をしました。
私 「新型コロナウィルスの影響はどうですか?」
仕入担当者 「大変ですよ。土地を買えないよ。社内承認が出ないから買えません」
私 「販売は?」
仕入担当者 「3月は売れましたよ。値引しまくったから、売れるのは当然ですよ」
私 「それじゃ、土地が買えなければ数か月先が大変だね」
仕入担当者 「大変どころじゃないですよ。今までは土地を高買いしていたから赤字が大きくなる前に在庫一掃セールですよ」
私 「これから仕入れた土地も売らなきゃですね」
仕入担当者 「それが予定していた土地仕入れの売買契約は中止にして、契約済みの売買契約も手付解約ができるなら解約するように本社から連絡があったんですよ」
私 「!!??。今までは高買いしていたけど、4月以降は売れなくなって手付金以上の赤字になるから買いやめるって事?」
仕入担当者 「その通りですね。最近は不動産が高かったんですよ。」
私 「10年位に戻るって事ですね」
この数年は不動産が高騰していましたが地域によってはかなりの下落が予想されます。これは新型コロナウィルスの影響だけではなく一昨年頃から不動産価格は下がり始めていました。
新築住宅も完成しても売れず
売りたい価格では中古の戸建て・マンションもは長期間売れない
この数年は、地域によっては不動産所有者の売りたい価格に近い価格で売却する事が多かったと思います。査定を依頼された仲介会社数社が複数の買い手側に希望価格を提示してオークション状態で価格が上がっていく状態でした。
しかし、これからは買い手側が高いと思った不動産は全くと言っていいほど売れなくなり、売却希望価格から10~20%下げて売れないことも増えてくるでしょう。
これは、不動産所有者が一般の方でも宅建業者でも同様です。
一般の方なら売却しなければならない理由がなければ売却をやめれば良いだけです。
しかし、不動産所有者が宅建業者が金融機関から融資を受けて不動産を購入しようとしている場合は売却をやめるわけにはいきません。
数か月前とは状況が一変しています。
いつかは売れるだろう
価格を下げれば売れるだろうという状況ではありません。
姿形の見えない新型コロナウィルスという化け物と世界が戦っている状況です。
不動産業界だけではなく、各業界が戦わなければなりません。
諦める事も大事かもしれません
必死に戦う事も大事かもしれません
しかし、一番大事なのは命です。
冷静になって、今できる事を考えられる良い機会でと思って生活すべき時かもしれません。
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